第三会議室にて親衛隊会議なのです

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 双子弟『(みなと) (しゅう)』の親衛隊隊長である。秀を『可愛い』と思っているものの、ほぼ愛玩動物扱いであり、あくまで観賞するのみである。  まぁ、他の隊員達は牧原と違って、そうではないらしいが。牧原は基本的ノーマルであり、天音と似たような理由で親衛隊に入った。  -つまり、『襲われたりしない為』である-  と言うのも、牧原は『可愛い』と評していい顔立ちをしている。それを隠す為に、だて眼鏡を掛けている。でも、それだけでは不安だったのか、『保険』として親衛隊に入った、と言う。  牧原は1年生。牧原が入学した時、天音は既に、親衛隊総隊長になっていた。  『親衛隊入り』するのは、総隊長の許可がいる。(※但し、これは生徒会親衛隊のみ。)先代の総隊長は、天音が1年の時の3年。つまり、もう卒業してしまっている。  牧原が『入隊したい』と言った時、天音はアッサリと許可を出した。天音自身『襲われない為の親衛隊入り』だった為、似たような理由の牧原の気持ちが理解出来たからだろう。  実際『可愛い系』が多い親衛隊だが、メンバー達はほぼ襲われたことはない。
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