第三会議室にて親衛隊会議なのです

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 決して女性的じゃないし、かと言って中性的でもない。間違いなく男性的で、そこそこのイケメンと言うのが、しっくり来るだろうか。    -但し、〝黙っていれば〟の話だ- 「いやー、そうだといいんですけどね!ってゆーか、王道以外は『転校生』である意味がないですよ!」  天音が口を開く前に、三島の言葉に食い付き『王道転校生』とやらについて、熱く議論(?)を交わす千乃。やっぱり〝黙っていれば〟の、残念なイケメンである。 「……………あの2人は放っておいてぇ☆ その『転校生』について~、もうちょい詳しい情報ってないかなぁ?」  腐男子2人の興奮した様子に、思わず素になり掛けたが、気を取り直して間延びした『チャラ男口調』で話す天音。 「すみません、天音様……………『転校生』の情報を持ってきたのは僕なのに………。 詳しい情報ってなくて……………」  しゅんっと俯き、悲しそうに言う春川。天音はそんな春川が〝わんこ〟に見えて『きゅんっ』としたらしい。 「春川君の所為じゃないからぁ、そんなカオしないで~?春川君はぁ笑った方が絶対に可愛いから~☆」
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