三本足の生物

それは、闇を吸う生物。

昭島瑛子

33分 (19,797文字)
彫刻家浅野暢晴さんの作品「トリックスター」(説明欄をご確認下さい)をモチーフにした小説です。

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あらすじ

不妊治療中のあやめは、子宝祈願のため訪れた神社で不思議な生物を手に入れる。それは次第に大きくなっていき……。 小説のモチーフとした「トリックスター」は浅野さんのHPからご覧いただけます。 http:/

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目次 1エピソード

感想・レビュー 2

現実の闇を引き抜き、圧縮させた小説

35歳タイムライン。 医学的には重要だからこそシンプルで、簡素な言葉は、他人事にも聞こえるようで、当事者には胸を抉る問題です。 「妊娠できること」が当たり前だと思っていない人間としては、デリカシーのな
ネタバレあり
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自己と覚悟と希望

実は、この作品を読むのを途中で止めていました。 まだ、覚悟が足りないと思ったからです。 ストレスが日に日に溜まる世界をわたしたちは生きています。 妬みや嫉妬、憤怒にまみれた社会の中で、何も悪いことを
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