リベンジの誕生日②★

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今まで散々 優しく気を遣って触れて来たのに、間違ってたんだろうか…? そんな事を考えながら、とりあえずパンツを履いて、俺の部屋から出て行く彼女を追いかける。と、突然 大きな声を上げた。 「あっ!いま何時!?」 「えっ?」 時計をチラリと確認すると、もうすぐ18時になるところだった。それを見て彼女が狼狽える。 「どうしよう、時間…!」 「え、何?どうした?」 「もう来ちゃう!どうしよう!」 「だから何が?」 ーーーピンポーン 鳴り響く、インターホン。 「ホラ、来ちゃった!」 嫌な予感がした。 「えっ、まさか、健司と瀬戸?」 「そうなの!18時からパーティしようと思ってて!」 「それ先に言えよ!」 「ビックリさせようと思ったんだもん!」 ーーーピンポーン いま入ってこられたら流石にヤバい。濡れた床、裸の俺、バスタオルにくるまれた凛。何から手をつけたらいいのやら。 「と、とにかく凛はシャワー浴びて来い。こっちは俺が何とかするから!」 彼女を洗面所に押し込んで、バスタオルを数枚手に取ると、急いで床を拭いた。そのタオルを部屋に放り込んで、ハーフパンツを身に付ける。と、ドアをピッチリと閉めて、慌てて玄関に向かった。
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