2597人が本棚に入れています
本棚に追加
/155ページ
なのに。そのムードは、突然ぶち壊された。
ーーーガチャ
突然、ドアが開いて。賑やかな笑い声と共に、瑠璃とケインくんが入って来たのだ。
身を起こす暇なんて無くて。
そのままの体勢で、2人と目が合った。
お互い、無言で。
一瞬、時が止まったみたいだった。
「う、っえ、あ、」
「お、取り込み中、でしたか、」
流石の瑠璃とケインくんも狼狽えて、今まで見たことないくらいワタワタして。
「ち、違うの、荷物取りに来て…!」
「け、決して、邪魔するつもりは…!」
「ちょ、ちょっと、そういうことする時は、前もって言ってよねっ!」
ワーワー言いながら、バターン!という大きなドアの音と共に、部屋を出て行った。
最初のコメントを投稿しよう!