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【番外】誕生日、その後。
慶くんの誕生日パーティーが終わる頃、ケインはソファーで大の字で眠りこけていた。
「…ごめん、慶くん。コレ、置いて帰って良い?」
筋肉バカを指差して尋ねると、慶くんは呆れたように答えた。
「別に良い。何なら瀬戸も泊まって帰って良いぞ、」
「え、良いの?」
この前、ケインと2人で泊まりに来た時。洗面所で営んでたら慶くんにバレて怒られた。二度と泊まりにくるな、って。
「もう遅いし。1人で帰す時間じゃないだろ」
時刻は0時を回っていた。確かに遅いけどさ、その顔面でその台詞はダメだよ。他の女なら勘違いすると思うよ?
内心そんな風に噛み付きながらも、厄介になる事にした。
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