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 ユニはリリスが答えに困っていることに気が付いたようだ。  リリスの答えを聞かず、ちらしを取ると四つ折りにしてリリスにもう一度渡した。 「――それじゃあ、気が向いたら日曜日に。できれば、君にはまた会いたいな」  爽やかに、ユニは笑った。シドとは正反対の笑顔だ。  どこまでも優しげな青年に、リリスは「はい」とつい答えてしまった。
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