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そうして、30分後、閉店した店には、俺、ダミアン、ミルフィーの3人がいた。
ミルフィーが、すでに、空になったカップに、暖かいココアを注ぎ直してくれる。
「それにしても、残念だったわね。
もう一歩の所だったのに。」
ミルフィーがココアで手を温めながら、そう言った。
「問題は、誰が殺したか?
だろ?
エルゴ?」
ダミアンが先回りして、尋ねた。
「犯人の目星は、2人とも付いている筈だ。」
俺は、ココアを口に含むと、言った。
「「「フライヤー」」」
3人は、口を揃えることになる。
そう、おそらく俺たちが拉致した、大統領は、フライヤーの一員によって狙撃され、死んだ。
無様なことだ。
あの大統領は、最後までフライヤーは、自分を助けてくれるだろうと思っていた筈だ。
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