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ここで、異能者とは、何かという事を説明しなくてはならないだろう。
異能者とは、その名の通り、異質な能力を持つもの、だ。
異能者であれば、俺のように身体を燃やし、炎を操る事さえ、簡単な事だ。
人々は、俺たちを恐れ、憧れ、そして、蔑んでいる。
異能という事が、バレれば、俺はソナタ島の街では、生きてはいけないだろう。
ソナタの街の外れにある、腐れたスラム街、インフィニティ。
そこに、追いやられ、そして、腐った食べ物を漁り、盗み、殺し、奪い、そうして生きていくことになるだろう。
そんな生活は、まっぴらだった。
だからこうして、息を潜めて暮らし、こんな世にした空島政府に反発している。
俺は、花屋の店員、ダミアンは、車屋を経営しており、ミルフィーは、喫茶店をやっている。
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