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「どこの馬の骨ともしらないあたいの事、こんな
優しく受け入れてくれたのは手嶌さんが初めて
なんだ。だから、だから……」
「分かった。でも、キミはホントに何もしなくていい。
さぁ、寝よ ――」
「……あ、あのぉ ―― 手嶌さん?」
「なんだ?」
「答えたくなかったら、無理に言わなくていいけど、
もしかして手嶌さんって……」
実桜の視線は手嶌の股間へ ――
手嶌の股間は実桜からかなり手慣れた熱烈フェラを
されても ”ウンともスンとも”していなくて、
力なくダラ~ンと下がったままなのだ。
「ED?」
”ぐっ”と、言葉に詰まる手嶌。
目に見えた動揺が走る。
「…………」
聞いてしまった実桜も
”やっべぇ~、マジにそうだったぁ??”と
目に見え狼狽える。
何か ―― 何でもいいから、
言葉をかけてあげなきゃ! と、実桜が
焦りに焦りまくって紡いだ言葉は ――
「前に何かの本で読んだ事あるけどさ、どんなに
健康な男の人でも些細な精神的ショックで一時的に
勃たなくなる事もあるんだってさ。だから ――」
「……だから?」
「今夜のところはおいらの顔を立てるつもりで、
ちょーっとだけ我慢してて?」
「??」
明かりを落とした部屋のベッドの上で、
手嶌は存分に高められていた。
巧みな口淫は実桜本人が言った通りその行為に
かなりの自信がある事を示していた。
手嶌の口からはギリギリまで抑えた喘ぎ声しか
聞こえない。
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