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落ちてこい、そう思ってた
君がアイツのことで一喜一憂しながら僕に相談する度に。
あいさつしてくれた。他のこと仲良くしてた。放課後みかけた。
俺はずっと君の幼馴染で近所のおにいちゃんで。
面倒見いい振りして相談乗って。
正直言って早く振られないかなって思ってた。ごめん。そうしたら世界で一番優しくお前を慰めるのになって。
向こうだって多分お前のこと妹かいい後輩くらいにしか思ってないぜ。
冷たい言葉投げたり、脈あるんじゃないの?っていったり
俺の言葉で一喜一憂する君が愛おしかった。
早く告白してこいよ、なんて言わなきゃよかった
ほっぺたを真っ赤にして駆け込んできたお前は俺にブイサインしてしてきた。
泣きはらした目で顔赤くしたおまえを期待してごめん。
なんて悲しい恋の成就。おめでとう。
心から言えなくてゴメンな。
放課後手を繋いで帰る二人がすごく遠くて
彼女の真っ赤な頬が憎らしくて、でもきっとそれを夕日のせいにしたくて僕は空を睨みつけてた。
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