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噛み付く様に胸を貪りながら、ストッキングごと下着を下ろす。
指でそっと触れただけでも濡れた音が聞こえた。
ほぐす必要もなさそうなその場所を指で探りながら、忘れもしないリカの好きなところを的確に突き上げた。
リカは甘い声を上げながら、僕の頭を抱え込む様にして自ら快感を求める。
リカの息遣いが切羽詰まってきて、腰の動きが感じる場所を押し付けて教えてくれる。
中の指でそこを突きながら親指で外側の突起を擦り付けると、あっさりと体を痙攣させて達した様だった。
クタッと力の抜けたリカをベッドに横たえると、両側に手を突いて見下ろした。
「……ごめん、もう限界」
「あたしも……隆史、ちょうだい……」
今までの空白を埋めるかの様に、何度も激しく抱き合った。
何度もリカの中に入って、壊れるんじゃないかと思う程奥まで突き上げる。
「リカ…愛してる…っ」
「ぁっ……たかふみ……愛してる……っ」
何度も何度も、もう一生枯れないんじゃないかと思う程の熱をリカにぶつけた。
……結局、早坂に増量してもらった物を使い切るまで。
その後……リカの父親と僕の両親に挨拶に行った。
お互い、あの騒動から一度も会っていなかったが……どちらの親も祝福してくれた。
もう壊れてしまったと思っていたものが……再び形を成す幸せを噛み締めて、改めてその機会を作ってくれた親友達に感謝した。
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