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やはり無闇に外に出るのは危険が多い。この先に安全な場所が保障されているならいざしらず。何も無ければ山道をただ歩くだけのこと。この山の不気味な雰囲気もあまり好きではない。それに生き物の気配がしないことがなにやら余計に恐ろしい。この山荘なら眠れる場所や使える道具もあるだろう。もしかしたら井戸やら何やら探せば見つかるかもしれない。
とりあえず山荘の奥に進むことにした。風呂場はあったが水も出ず、まともに使えそうにない。1階の奥はどうやら客室になっているようである。一番手前の部屋はドアが壊れていて隙間から余裕でなかが見える。何やらボロボロで何か使えるような物があるようには見えない。後は順に扉を開けていく。
「なんだここは・・・」
あまり嗅いだことがないような嫌な臭いがする。中は荒れ果てていて壁やベッドには黒い染みが一面についている。とても快適には過ごせそうにない。
最後の部屋に鍵がかっていた。施錠されているなら使えるものがあるかもしれない。鍵もどこかにあるかもしれないから探してみるか。
ここまでで特に発見したものはない。調度品も劣化して使えないものが多い。一階の探索はここまでにして2階に行くことにした。
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