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シンオウ編 第1部 - 第1章
俺はキリル・ヴルーベリ。
おかしなレイヴ使いに変なニックネームを付けられ、嫌になってそのレイヴ使いの元から逃げ出してやった。
逃げ出したはいいが、ここがどこだかわからない。
どこかの森のようだが住み慣れたトキワの森とは違うようだ。
近くを通りかかった魔女みたいな奴に聞いてみたところ、ハクタイの森とか言う所らしい。
さて、どうしたものか・・・。
この森にいる感染者はトキワの森では見たことない奴ばかりだ。
さっきの魔女みたいな奴、うるさい黒いカラス、なんかのサナギ、幽霊みたいなの…。
あっちもどうやらこの俺を知らないらしい。
…決めた、まずはこの森にこの俺…キリルの名を知らしめてやる。
そしてゆくゆくはこのシンオウとかいう場所の感染者達を支配し、変なニックネームをつけたあのレイヴ使いや人間共に復讐してやるのだ。
まずは手下が必要だ。一人で森を支配するなど不可能だからな。
とりあえずさっきのウサギみたいな奴を手下にしてやろう。
ちょうど都合良くさっきの魔女が通りかかったので声をかけることにする。
「おい、貴様!俺の名前を言ってみろ!」
「あっ、さっきの黄色いネズミ…」
なっ…!こいつこの俺を黄色いネズミ呼ばわりだと!?
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