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 外灯がぽつんと一つ。薄暗い公園に場所を移した二人は、話出すタイミングを互いに見計らっていた。 『……』 『あっ……』  リフティングを得意とする陽のミスキック。  珍しい事もあるもんだ、と苦笑いする深影の顔から、緊張が解れていくのが陽にもわかった。 『何であんなこと言ったんだよ。兄と妹じゃ、安心感は与えられても、それ以上何の進展も出来ないだろうが』 『……陽こそ。何で、彼女なんて作ったの?』 『……俺は、最初からレイの事をそういう目で見ちゃいない』 『見ない“よう”にしてた、じゃなくて?僕に勝ち目が無いと思って』
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