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都内某小劇場。
ランチを終え楽屋に戻ったレイは、そこにいるはずの無い人物の姿を見て、愕然とした。
「……えっ!?」
一度楽屋を出て表札を確認。間違いなく自分の名前がある事を確認すると、また中に戻り、後ろ手にバタンと勢いよく扉を閉めた。
「……お帰りなさい。レイナさん」
振り向き様にそう言ってにっこり微笑むと、遥は軽く頭を下げた。
「な、何でアンタがここにいんのよ!」
「マネージャーさんが、以前、テレビ局で私とレイナさんが話していたのを覚えていてくれたみたいで……。快く、中に入れてくれました」
「しっ……信じられない!何よ……嫌がらせでもしに来たの!?」
「違います。そんな事はしません。今日は……お届け物に上がりました」
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