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レイは興奮した様子で、近くにあったテーブル台を叩き付けると、遥をキッと睨んだ。
「昔からずっと……好きで好きで堪らなかった深影に、私はとっくの昔に振られた!それが全て。これ以上何があるっていうのよ……!!異性として扱って貰えない苦しみ……深影に溺愛されているアンタにはわからないでしょう!?」
「……その事ですが……。深影と私の間にあったものは、多分、愛情等ではありません……。心の隙間を補う為に、私達は互いに……依存していました」
「っ……」
「陽さんと一緒に過ごして、わかったんです……。最初は何でも言い合えたのに、大切な人になってしまうと途端に、本音や弱音を見せられなくなる。それは、相手に嫌われたくないから……。格好の悪い姿を……知られたくないから。深影はいつも、レイナさん……。あなたの事を一番に気にしていました」
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