1 JK、襲来

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 とさりげなくチャン付けという、モテ的にパーフェクト!な提案をしてきた。 「は、はいっ!」  じゃあ、私も晴季さんって呼んでもいいですかぁ?と言える程、梨津は未だ場数を踏んではいなかった。 喜んで!返事をするのが精一杯だった。 「はい、出来たよ。冷めない内にどうぞ」  瀬田は梨津にフレンチトーストの皿を手渡した。 ナイフとフォーク、それにシロップなどは、既にリビング兼ダイニングルームのローテーブルに並べてある。 「いただきます!この白いのって、生クリームですか?」  席について早速、梨津がフレンチトーストに添えられたホイップドクリーム状のものに興味を示してきた。  秋川も確か、最初に食べた時には驚いたことを思い出し、瀬田はイタズラっぽく笑い、言った。 「違うよ。取り敢えず一口食べてみて。オレンジとシロップと合うと思うから」  答えを言わない瀬田を素直に信じて、梨津はフレンチトーストの上にオレンジと一見ホイップドクリームの様な白いモノを乗せ、シロップをかけて頬張った。 「酸っぱいけど美味しい!何ですか?コレ。クリームチーズ?サワークリーム?」  思っていた通りの、いやそれ以上の反応に気を良くした瀬田は、あっさりと種明かしをした。     
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