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ワタル:・・・そっか・・・そんな事が・・・
アスミ:・・・投げ出したじいちゃんが、なんだか許せなかった
ワタル:・・・うん・・・なるほど・・・
アスミ:「あなたの為に、おいしいコーヒー作ってます」って、そんな自販機の映像を否定した。それはなんだか、じいちゃん自身がいだいてきたあこがれとかさ・・・。私達の未来まで否定された気がして、許せなかった・・・。でも、あんな態度を取った自分も許せない・・・。こんなんじゃ私、新しい星なんて行けないよ!
ワタル:わかったアスミ・・・確かめよう。この映像がリアルなのかどうか
アスミ:ワタル・・・
ワタル:心配するな、200円は俺が出す!
アスミ:ありがとう・・・
ワタル:でも約束してくれ・・・確かめたら、結果がどうあれすぐに着陸船へ向かう事。あと三分で重力が無くなるからな
アスミ:・・・わかった
ワタル:じゃあ買うぞ
〇ワタル、財布を取り出そうとする
アスミ:ちょっと待って!
ワタル:なんだ?
アスミ:重力が無くなるまで待って!
ワタル:はあ?
アスミ:重力が無くなるまで、待っ て
ワタル:ええ、なに、もう一回、言ってみて
アスミ:重力が・・・
ワタル:ダメだ!何を言ってるんだお前は!
〇ワタルとアスミ、台詞を同時に言う。
ワタル:そんな事したらまともに着陸船に帰れないだろ!
アスミ:重力が無くなる瞬間じゃなきゃ確かめられないの!
ワタル:ああああああ、どうしてなんだぁ
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