金木犀

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「俺にはさ、一つだけ凄い特技がある。どんな筆跡も真似られるんだ。自分で言うのも何だが天才的だ。それって仕事になるんだよ、筆跡の偽造って言うね」 女はしばらく考えこんだ。 「犯罪!?」 いい反応だ。 「まさかまさか。俺の目は壊れているけど、まだ読み書きは少しならできる。困っている人を助けるだけだ」
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