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ホテルのすぐ側のコンビニの方向に
歩いていると奏哉君が方向を変えて
建物の陰に私を引っ張った。
私の頬を両手で包み私の目を見つめる。
「 2人きりになりたかった。」
私に何度も口付ける。
「 …ねぇ、人が見てるよ。やめて…」
私がそう言うと奏哉君は
私の腰に手を回して抱き寄せる。
「 俺の事好きになって。」
この人は私が好きになっても
私を好きになる事はない。
直感で感じる。
頭ではわかっているのに
雰囲気に流された私は
奏哉君の背中に手を回していた。
「 可愛い。離れたくない。」
通行人の視線を感じながらも
私達は抱き合いながら
何度も口付けた。
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