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一話 出会いは文化祭
初夏、7月。
なんの変哲もない高校1年のこと。
嫌で仕方なかった文化祭がやってきた。
「文化祭が終わるまで校外に」とお昼を食べに出かけた。
友達とラーメンを食べた後、ゲームセンターやマンガ喫茶などで暇をつぶした。
午後4時、文化祭も終わろうとする中、学校へ戻った。
もちろん先生にバレて大目玉をくらいました(笑)
文化祭を楽しんでいた友達と合流した。
それが彼女との出会いだった・・・。
体育館下の階段、高校1年の僕には妖艶でとてもいやらしい彼女だった。
「こんにちは。暇だったし家近いし、この子に呼ばれてね~。」
この子とは合流した友達のことである。
親戚同士の関係らしい。
「あ、どうも」などと軽く挨拶をした後、「君は何歳なの?」「誕生日は?」「趣味は?」会話を楽しんだ。
そこで共通点がいくつも出てきて、仲良くなるのもそんなに時間がかからなかった。
衝撃的だったのは誕生日が一緒だったこと。
(これは運命なのか?期待していいのか?)
そんな彼女とメールアドレスを交換した。
文化祭後すぐに夜部活に出かけた。
休憩中にケータイを見ると彼女からのメール。
「こんばんは。さっきは色々聞いてごめんね。あと一つのだけ聞きたいことがあるの。」と。
「どうしました?僕変なこと言ってしまいましたか?」と送信した。
帰宅してメールを開いた。
「ううん、違うの。実はね・・・好きになっちゃったみたい。君とならHしてもいい、そう思ってしまうぐらい運命を感じてしまいました。付き合ってくれますか?」
もちろんOKをしました。
彼女もいないしそんなに好きになってくれたのならと思い、僕の高校生活に一つ花が咲いた。
メールを通して彼女と会う約束をした。
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