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画面を見ると、新田さんからだった。
『…はい。』
(…このタイミングで最悪なんだけど。)
『…長塚。さっきはすまんかった。
俺もな、沼田先生が悪いのは分かってんだ。
ただな、原稿を頂かないと
こっちも困るし何より読者を待たすだろ。
俺達の仕事はな。
先生を立たすのも必要で…。』
『…分かってます。』
そうだ。
先生をたたすことも出来ない自分が悪い。
私…何でこの仕事をやってたんだろ?
本が好きだった。
いつか、自分の本を出したかった。
だから、
この仕事に入った。
でも…。
この仕事は本が好きなだけじゃダメなんだ。
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