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 ミーケルも暗い顔で、名残惜しそうに壁を見上げた。どちらかがこれを言わなければ、二人の足はこの森から動くことはなかった。マチルダは、言わないだろう。ならミーケルが言うしかない。もしドラゴンにでも出くわせば、傷一つなく帰ると言うことは難しい。  明日報告を終えたらまたここへ来よう。  そんな気持ちを胸に抱き、二人は再び馬で町へ戻るのだった。
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