嵐のあと
6/6
読書設定
目次
前へ
/
151ページ
次へ
その者の瞳は彼の存在を認めると、顔を歪ませ大粒の涙を流して泣いた。次第に両手で顔を覆い、わんわんと声をあげて泣いた。 カイはこの時はじめてこれの声を聞いた。 自分の声よりもずっと高く、細く小さな声だ。 カイは何年かぶりに見た自分以外の人間を、ただ呆然と眺めていることしかできなかった。
/
151ページ
最初のコメントを投稿しよう!
4人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
35(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!