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私の中で、何かが解けていく
「君が望むのなら……」
階堂さんがそう言った隙に、私は彼の唇を塞いだ。
「美雨ちゃん?」
「もういいの。」
自分からキスをするなんて、そんな大胆な人間だと思わなかった。
「階堂さんの事、信じるから。」
私がそう言うと、階堂さんはその場で、きつく抱きしめてくれた。
もう、階堂さんに愛される事を、迷わない。
私をこれ程必要してくれる人は、他にいなくて。
抱きしめてくれるその腕の強さが、私の迷いを吹き飛ばしてくれた。
「早くおいで。」
階堂さんのマンションの寝室で、彼は手まねきしてくれた。
私は下着一枚になると、彼の腕の中へと入っていった。
「綺麗だ。」
私は小さく首を横に振った。
「本当だよ。この胸の膨らみといい、腰のくびれといい、お尻の形といい、俺には全て芸術品に見える。」
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