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「なあ、美雨。」
「なあに?」
「美雨と一つになりたい。」
戸惑うように、美雨は小さく微笑んだ。
「ここで?」
「うん。」
「ここ、リビングだよ?」
そうだ。わかっている。
「ベッドまで待てないんだ。」
欲求に任せて、美雨の首筋にキスをしていく。
抵抗するでもなく、美雨はソファへと、自分の身体を寄せていく。
美雨の服を一枚一枚はがしていって、終いには自分の服を、一度に脱ぎ捨てた。
彼女の体が、俺の指に合わせて、ピクンピクンと動きだす。
美雨の声は、こっちまで溶けてしまいそうになるくらい甘い。
「愛してる、美雨。」
「私も……敦弥さん。」
その言葉がウソではない事を確かめるように、俺達は一つに繋がった。
「ああ、美雨……」
そのまま息もできないくらいに、ぎゅっと美雨を抱きしめた。
「このままでいい。このままずっと、美雨と繋がっていたい。」
「えっ?」
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