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おまけ:「従者」後日談
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「誠太郎、いるかー」
「ノックしてから入って下さいといつも言っているでしょう」
藤原光明が今度の学校で行われるイベントについて確認しようと、社会科準備室ドアををノックもせずいつものように開けると、そこの主である葛木誠太郎は静かにノートパソコンを閉じた。
「悪い、何かやってたか」
「いえ構いませんよ」
珍しくパソコンの蓋まで閉じた誠太郎の行動に光明は違和感を感じつつ、本来の要件を話し出した。
「で、この土曜日に打ち合わせをいれるって事でいいか?」
「すみません、その日はあいにく予定がありまして」
「何か会合でも入っていたか?」
学校で特に打ち合わせは入ってないはずだ。
ならあとはもう一つの仕事の関係だと思ったが、そんな記憶は光明には無かった。
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