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「は?メイド喫茶?」
「うん、加茂君の熱烈な後押しで決定しちゃった」
ここは英語教師室という名の藤原の自室。
私はここでいつもの用事と質問を終え、穏やかなティータイムになっていた。
文化祭の出し物が私のクラスはメイド喫茶になったと伝えると、藤原はぽかんとした顔で聞き返した。
「東雲さんもメイドになるんですか?」
紅茶を私のカップにつぎ足しながら、 葛木先生が尋ねる。
「いえいえ!私は裏方で調理スタッフです。
それで、葛木先生に喫茶で出すお菓子のレクチャーをお願い出来ないかと」
「菓子作りのレクチャーですか?
そういう事を教えたことは無いのですが・・・・・・えぇ、私で良ければお手伝いしますよ」
先生は少し悩んだ後、最後はにっこりと返され、私は両手をあげて喜んだ。
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