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「知るか馬鹿!放せええええええええ!」
「あー駄目じゃん。私の呪殺魔法も効かない。ダーリン、どうすんの?あれが天井裏から染み込んである日どろっと降ってくるんじゃない?」
「ぎゃああす!まるで地獄の黒い悪夢ですわ!」
「魔法が効かないなら次は薬の出番だ。頼むぞルルコット」
「はい先生。謎に包まれたスライムの生態解明の為に頑張ります」
「ふーん。で、あれは何したの?」
「ん?別に何もしてない」
「じゃあ何であんな目に遭ってんの?さっき魔王がきてでっかい雷撃呪文落としてたけど。凄い痛がってたけど。生きてるし」
「そんなの知るか。謎が現れた。それを解明するのが研究者だ」
あんたは何を言ってんの?マリルカはそう思った。
ぶるああああああああ!
スライムの叫びが聞こえた。
「で、お前は何なんだ?ルルコット、今のは?」
「肩こり解消ジュースです。筋肉のコリをほぐし血流を健康にします」
「最早毒物でしかねえぞこらあああああ!あ、効いてきた」
どろっと柔らかくなったスライムの姿があった。
「さっきから色々試していますが何一つ効きません。あ、まだありました飲んだら紫色のヘドロになって消滅するジュースです」
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