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後ろから 声が聞こえて 振り返る。
強面で 大柄の男が そこにいた。
汗で濡れた短髪に、タンクトップから伸びる逞しい腕。
「えーっ もしかしてっ!
あなたが 小隊長さんですかぁっ!?」
明らかに高い声を出し 男へ駆け寄るブリオーニ。
遅れて あたしも近くへ寄っていく。
「ははは わりぃな
小隊長は中で仕事中だ」
「あっ そうだったんですかっ!?
……えっと あなたも小隊の?」
……言いながら あたしとの距離をとっている。
よっぽど あたしが怖いらしい。
まぁ そんなこと どうでもいいけど。
「エトロだ 名ばかりの副長をやっている
これからよろしく 新人2人」
「よ よろしくお願いしますっ!
ブリオーニですっ! ショボい異能でも頑張りますっ!」
「よろしくお願いします
あたしの異能は━━」
「ちょっ!
実践はしなくたって大丈夫だからっ!」
「おう よろしくな
ところで なんだ? その慌てようは?」
「あのですね……」
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