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隕石が落ちた光景を巨人の拳に見間違えた、
子供の落書きが元かもしれない。
ただ、
それらがすべて『かもしれない』ということも、
忘れてはいけない事だろう。
伝説は本当なのか、
それとも人の噂から生まれたお伽噺なのか。
実際には、
どちらが真実なのか定かではない。
いや、
わからないからこそ、
伝説は伝説足り得るのか。
どこかの誰かの妄言であったり、
願望であったり、
教えであったり。
それらが伝説となるのだろう。
中にはわざと伝説のように装って実態を隠す事実もあるだろうが、
人々の口に上がる文言の中に伝説という一言が混ざっていれば、
それはもはや伝説の一つだ。
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