第1章 南アフリカ

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第1章 南アフリカ

「青天白日、一騎当千、快刀乱麻、ショウが率いる我ら Lip Magic Generations!」 「花吹雪!」    蓮月と碧衣が諸声を上げると、花弁が舞い上がる。 「ワルキューレ!」 クロが周りを爆発させる。 「サンセット!」  紅々李が手を広げ、周りを朱色に染める。 昼夜逆転のベルを蓮月が高らかに鳴らす。 刹那、辺りは暗闇と静寂に包まれる。 「月光!」 蓮月が一人ひとりスポットライトで照らし出し、それぞれ、華麗にポーズを決め、 「日葵です!」 「紅々李です!」 「クロにゃ!」 「碧衣よ!」 「瑠璃よ!」 「蓮月で~す!」 「美夜だ!」 「ショウです。よろしく!」 と自己紹介し、紅々李が「フラッシュライト」で私を照らす。 「我らショウと夏の立花 8人衆 Lip Magic Generations!」  「略してL・M・G~」といいながら、美夜と日葵が羽で飛び上がり、 「炎幕!」 と美夜が私を燃え上がる炎で包み、 「雷!」  私に向かって、日葵が激しい光とともに雷を落とす。 そして皆で私を指さし、私は黒くなりピッと指を上げる。 最後に瑠璃が羽で飛び上がり、 「ゲリラ豪雨!」 で、ずぶ濡れにして煤けた身体を洗い流し、碧衣の  「旋風!」 で乾かされる。 最後に紅々李が私に 「ホーリー!」して暖かい光に包まれ私は癒される。 8月5日 Lip Magic Generationsは、剣神世界に帰ってきていた。 エルフが声もなく笑い転げている。
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