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A「だから触らないでって言ったのに・・・・・・」
私に触れた人は溶けて消えてしまう、それが雪ん娘である私の性質。
A「・・・・・・でもみんな触れたがるんだよね、この眼鏡とカメラの人も」
本当は触れられるのは嬉しい、いつも冷たい私の心が、ほんの一瞬温められるから。
でもみんな消えて居なくなっちゃうから悲しい、せっかく温められた心が更に冷えてしまう。
A「いつか誰かに触れる時、私の心はどうなるのかしら?」
いつか私にも触れたい人が現れる、それが雪ん娘の生の終わり。
私が誰かに触れる時、私は溶けて消えてしまう。
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