ONE DAY from snowy snowy snow

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  「柊っっ……!」 「おーおはよー。どした慌てて」 「さっきっ!雄大見送りに行った帰りっ!」 選手村でのエピソードは柊に聞いたりテレビで話してるのを見たことはあるけど! 「コ◯ドーム配っとったっ……!」 「ちゃんとLLサイズくれって言ったか?」 「言えるかっっ」 柊はゲラゲラ笑うけど、ティッシュかなんかだと思って受け取ってしまった自分が恥ずかしい。死ぬほど恥ずかしい。 「都市伝説と思っとったっちゃ……!」 「Lじゃん。見た目で判断されたな。東洋人だし」 サイズなんてどうでもいい。人がいっぱいいる中で究極のプライベートアイテムを頂いてしまった自分をどうすればいいのかわからないっ。 「みんな貰ってんだから気にすんな。次はLLサイズくれってちゃんと言えよ」 「怖い。選手村、未知すぎてまじ怖い」 HAHAHA!と笑った柊は、ニヤニヤしながらお茶を淹れる。まったくこの人は……動じる気配がない。慣れもあるんだろうけどある意味羨ましい。 「早く帰って使いてー」 「まだ飛んでもないのに。それにサイズ違うんだろ」 「俺が使うわ。片付けんの楽だし」 あ……すんごい色っぽい表情(かお)。イカンイカン。自制だ自制。けしからん欲は呼吸法でさっさと打ち消すべし。
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