ONE DAY from snowy snowy snow

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  フェニックス・スノーパーク。 ここが目指して来た夢の舞台。 日本からは俺、柊、曽我くん、そして高校生の宮本くんが出場する。高橋くんは今回サブメンバーとしての参加だけど、とても明るいムードメーカーで、いつも場を和ませてくれる。もし雄大がスロープスタイルに転向してなかったら、ここにあいつも居たのかなーなんて……少しだけ感傷的な気分になったりもする。 いや、雄大は柊が言った通り、スロープスタイルのセンスが抜群にいいんだ。結果もきちんと出した。昨日は村でもお祭り騒ぎだったらしく、楽しそうな画像が送られてきた。浮かれるのはいいけどしっかり練習しろ。 男子ハーフパイプの予選1回目は午後から。29選手、上位12名が明日の決勝にコマを進める。注目選手はやはり柊。そしてドイツのカールさん、フィンランドのハンネスさん、フランスのユーリさん、そして前回大会銅メダルの曽我くん。みんなEXTREMES上位常連の顔ぶれだ。 柊は毎度のように各国の選手たちとハグの嵐。あの人の社交性はどうやっても真似できない。 「タイチ!」 「ロジャー!LAWLESSの皆さんは碓氷村に居るんじゃ」 「ビッグエアー勢はね。それに僕は今回大会スタッフの一人だもの。ピョンチャンから出られないんだよー」 ひゃー……五輪の運営側に回るなんてやっぱりカリスマは凄い……!
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