ONE DAY from snowy snowy snow

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  「僕のいないオリンピックでメダルを逃したら許さないよー。シュウとタイチ、どちらかがトップでのワンツーを決めてね」 「そうなれるように頑張ります」 「あと、何より怪我に気をつけて。どの会場も決して良好なコンディションじゃないんだ。特にハーフパイプはガチンゴチンのコンクリート並みだ。コケたら痛いからね」 「はい、心します」 そして毛皮付きのコートを翻し颯爽と柊のもとへ行くと、やはり……!俺とはハグもキスも濃厚さが違う。明らかに違う。ロジャーはストレートだと聞いてるし実際お子さんもいる訳だけど……どうも疑わしい。 いやいや、雑念は払って集中集中。ここではFlyHighから技術協力が受けられる。俺の板アジュール、そして筋肉を任せられるのはこの人達だけ。 「とうとう来たなー」 「はい」 「調子どないや」 「万全です」 「ヨシヨシ」 才賀さんや安藤さん達の顔を見るとホッとする。全日本チームの中にあって、なかなか柊みたいに普段通りの振る舞いは出来なくて。自分のコミュニケーション能力の低さに呆れる事も多々ある。 コーチの皆さんは柊と一緒に過去大会で活躍された方が多くて、柊に『まだやってんのか』『早く指導者になれ』なんて軽口を叩いて笑い合ってたりする。とても入っていけない。
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