第1章 少年と友達

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よしもっちゃんはかっこよくて凄く人気者だった。 みかっちは可愛くて凄く人気者だった。 僕はそんな二人と仲が良かった。 放課後はみんなと遊ぶ事も増えて楽しい日々が戻ってきた。 でも、帰り道が同じなのにも関わらず、沙織ちゃんと遊ぶ事は一度もなかった。 みんなと遊ぶうちに大輝は次第に明るい性格へと変わっていき、クラスでも人気者になっていくのだった。 そう、心に光が溢れていくような、そんな気分で毎日が楽しかった。 だが、光が大きくなればなるほど、影もまた大きくなるのだ。
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