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僕はよっちゃんといると自分が主導権を握れた。
だから、よっちゃんと遊んでいたのかもしれない。
「よし、たまにはボールで遊ぼうよ。」
僕は唐突によっちゃんを誘った。よっちゃんは嫌な顔をしている。
「大ちゃんとだと僕勝てないから嫌やなぁ、僕運動苦手だから。」
僕も運動が得意ではなかったがよっちゃんには勝てた。だから、よっちゃんと遊んでいたのかもしれない。
僕は負けるのが嫌いだ。運動も一番ではなかったし器用ではなかったけど負けると悔しかった。
だから、僕より少し運動出来るいっちゃんとは遊びたくなかったのかもしれない。
あと、沙織ちゃんの前で恥を書きたくなかったのかも。
僕は幼稚園をこんな風に毎日を過ごしていたんだ。
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