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休みの日は決まってマーシーと遊んでいた。
朝9時になると、
ピンポーン、
「大輝ー、遊びに行くでー、」
マーシーだ。マーシーは頼れるお兄ちゃんで遊び友達でもあった。
遊ぶ場所は家の中か山か川か公園。
スーパーも一つあるくらいでコンビニなんて20年経っても出来ない小さな小さな町だった。
この町は小さいからか僕の家の周りにはマーシーと沙織ちゃんしか年の近い子は住んでいなかった。
山に囲まれて大きな川が流れてる小さな町。自然はいっぱいあったが逆に自然しかないような町で僕は育ったんだ。
それでも人口は約5千人。川沿いに電車と道路があってここ以外から隣の町には行けない。
東西南北全て山に囲まれていて町の中心には小学校と小さな森があった。
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