始まり…振られてから新たなる場所へ

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3。 ん? …出てこないけど? お年寄りで 耳が遠いとかかな? もっと詳しいこと 大家の大谷さんに聞いて おけば良かったかな? もう一度、チャイムを押す… 「……」 待っても出てこない… まさか?! …死んでるとかないよね? 何だか ドキドキしてきた 私は引き戸に手をかけた ガラッ… えっ? …カギがかかってない!! 独り暮らしのお年寄り… 無用心だよ… 私は引き戸を開けて 中に声をかけた 「こんにちは!柴門さん?」 声をかけてみたけれど シーンとして 居ないみたい… 仕方ない… もし…何かあったら 困るから 上がって確認しよう! 「お邪魔します!」 私は一言断って 中に入った… そして、柴門さんを探すことに… トイレ、お風呂、キッチンは 誰も居ない…リビングも 最後は和室… 襖をゆっくりと開けてみた 倒れてる人がいた カーテンが閉まっていて 男性なのか、女性なのか わからない… 私は慌てて 中に入り 「柴門さん!大丈夫ですか?」 声をかけながら 体を揺すってみた… すると その人は動いた… その人とは…?! ………
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