紙飛行機プラネタリウム

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「なんてね」  口癖のようにそう言っていた彼は今、横には立っていない。  先ほど飛ばした紙飛行機はもう見えなくなっていた。  真上から見下ろしてくる太陽が眩しくて、目の前に手をかざして、空を見上げる。  (ゆめ)宇宙(そら)から帰ってくるまで、もう少し。
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