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やじうまの一人の女の子が動かない俺を見て保健室という単語を出してくれるも先生はしっしっと手でやじうまをはらう。
「いこーぜー。」
「あー。そうだな。結構すごかったな。猫パンチ?笑」
黒猫はもうどこかへ行ったのかあたりには誰もいなかった。谷口のみがいる。
「おーい。お前動けんだろ。いつまで寝てるふりしてんだよ」
くっそ…。ばれてたか。
「ん…。」
まだ頭は少しダメージを負っていたが、頭の負傷で手足が動かないなんて重症すぎる。まず、ない笑。
小さく返事をして起き上がると「おー。ほんとに立ち上がりやがった。すげぇな、ぞんび?」などと訳のわからないことを被告人は述べていた。
ぶん殴りてぇ笑。
「痛い…。」
「大丈夫だ。立てるなら問題ない。お前のクラスの一時間目のテスト、俺だから。ゆっくり教室いくぞ」
意外と先のことを考えているのか谷口は優しい、俺の腕を自分の肩に………
「ほれ。」
はかけず、手でひっぱる。
助けろよ!!
そして5分引きずる…。
歩きにくすぎる…笑。
「歩けるって。引っ張られるとむしろ歩きにくいからいいよ。」
「ん。それならいいや」
一階の自分の教室に入るため廊下を歩いていると。他のクラスはすでにホームルームが始まっている様子だった。全員座って教卓の先生を見てる。
なのに…うちの担任……。これだしな。
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