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〔本編P304~〕
ホテルに行く前に
『ちょっとコンビニ寄るね』
そう言って車を駐車場に停めた
好きな飲み物と
彼女にも飲めそうなお酒を選ぶ
「甘いもの食べる?」
「いえ、さっき食べたから、」
「じゃあ、この飲み物だけでいい?」
里中 巳耶の顔を覗き込んだ
「うん、」
ムードを壊したくなかったのか
巳耶は『お酒は飲めない』とは言わなかった
レジの会計をしながら
今日は言うこと何でも聞きますオーラが出てるなぁ、と感じた
駐車場で、後ろから来た車に気をつけるように、サッと巳耶の肩を寄せた
「あっ…、ありがと、」
うーん、硬いなぁ、
いつもより緊張してるかな
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