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「イチの友人か?」
細い山道を結構なスピードを出して走る
慣れてるからなのか?一ノ瀬は車酔いしないように、進行方向を眺めていた
「いや、さっき知り合って、誘ったんだ
ってか、スピード出しすぎじゃ、、」
「このくらい普通だ
そこの従業員?ワイン好きか、」
尾上は“普通”と言いながら、もしかして事故の時を思い出して怖いのか?とハッとし
スピードを緩めた
「ワイン好きって言うより…、
どうかな?(笑)きっかけは何でもいい
ワイン好きになってもらおうって」
「何だそりゃ?営業か?
あ、巳耶ちゃんに事故の時の話したぞ、
俺の知ってる範囲、」
「そう、…ありがと
どうだった?」
尾上に、もし機会があれば、事故後の話をして欲しいと言っておいた、
事故った話はやっと話せたが、その後の経過は自分から話しにくかった
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