番外編Ⅵ

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「イチの友人か?」 細い山道を結構なスピードを出して走る 慣れてるからなのか?一ノ瀬は車酔いしないように、進行方向を眺めていた 「いや、さっき知り合って、誘ったんだ ってか、スピード出しすぎじゃ、、」 「このくらい普通だ そこの従業員?ワイン好きか、」 尾上は“普通”と言いながら、もしかして事故の時を思い出して怖いのか?とハッとし スピードを緩めた 「ワイン好きって言うより…、 どうかな?(笑)きっかけは何でもいい ワイン好きになってもらおうって」 「何だそりゃ?営業か? あ、巳耶ちゃんに事故の時の話したぞ、 俺の知ってる範囲、」 「そう、…ありがと どうだった?」 尾上に、もし機会があれば、事故後の話をして欲しいと言っておいた、 事故った話はやっと話せたが、その後の経過は自分から話しにくかった
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