番外編Ⅰ ホテルに誘った夜

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「ワガママだなぁ、里中さん、」 すっと立ち上がり チュッと軽く唇を重ねた 「ごめんなさい、、」 「お風呂入ろうか?」 と、言ってバスルームに向かった 「え…、うん、(怒った…?)」 バスタブに勢い良くお湯が流れる音がした お風呂の用意してくれるんだ… って言っても蛇口ひねるだけなんだけど、 やっぱり慣れてる? シュンとした巳耶に 「何してるの?おいで。」 と、言って手をとった 「うん、」 「お風呂場は薄暗くするから、」 そう言って、風呂場の電気を消した 巳耶は下着を脱いでいる時 一ノ瀬の背中の傷が見えた ハッとする程の大きさだ 一ノ瀬は全く隠しもせず バスタブの小さな照明が光るバスルームに入っていった
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