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「いいや、その顔だよ、
少し老けたけど、間違いないって!」
「老けた…(笑)
紳士的になった今の方がイイ男だろ、」
ヤケになっている咲を落ち着かせようとしたが、
余計にからかっている
「ふっ、ふざけんなって、あっ!
今、認めたな?」
「隠したわけじゃない
ピノ・ノワールで働いていたのは本当。
ただ、
その写真を投稿したのは俺じゃないし
俺が眠っている時に誰かが撮って、勝手に投稿してたんだ、
本当に俺なのか確認して削除しようと思った、いい迷惑だから。
でも、気づいた時には店は閉店、
全て消えて―、写真自体俺は見て無い。」
「……知らない?嘘だ…、、」
寝たフリをしているのを撮ったんじゃないのか?
(寝顔まで格好いいのかよ)
「咲みたいに興味本位で聞いてくるヤツが
居なければ、俺だって―、そんな写真を
撮られてたなんて知らなかった、」
「興味本位ってわけじゃ…その…、、
急に脳裏に、パッて…、」
哀しそうな一ノ瀬の表情を見て、咲はしどろもどろに返答した
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