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「ツイッターだか、ナントカbookに載せる
ヤツか、どれ、」
スマホを操作している咲に近づき、菅が覗き込んだ
「Facebookです、いい加減覚えてください。
―この写真どうッスか?」
ちょっと不機嫌なのは、なかなか覚えの悪い菅に対してなのか、それとも―
「お、良いセンス。綺麗に撮れてる
へぇー、」
ボトルキャップを外している場面、グラスにワインを注いでいる場面、どちらも
しっかりとラベルが見えていて、一ノ瀬は
感心した
「これならいいだろ、」
咲は、少し照れくさそうに笑い、ホッとした
そして、スマホを取られないようにギュウッと強く握りしめる
「いいよ、―撮ったのこれだけか?」
「だよ、」
「……、」
「遅くなった、昼休憩しよう!
一ノ瀬君昼飯どう?」
二人の問答に菅が割り込んで聞いてきて
一緒に食べないかと誘ってきた
「いえ、もう帰ります、
ありがとうございます。また買いに来ます」
迷いもなく、一ノ瀬は上着を来て帰り支度をすると、咲は残念そうに顔を曇らせた
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