番外編Ⅵ

36/63

314人が本棚に入れています
本棚に追加
/163ページ
「最初は気が付かなかったけど、 恋愛してる()をしてるなって、―で、 やけにスマホを隠すから、どんな彼女なのかなって、 恋話は苦手なのか?」 気になって、忘れかけていた本人が現れて いい男になって―…、今、笑いかけられている 一目惚れって言うのかコレは? 「彼女なんていない。」 「片想いか、」 「…んなの、聞くなよ、」 いるんだろうな、嫁がいてもおかしくない。 それにしても、当人からこう言われるとは、 「片想いでも、好きになるのは自由だろ、 …ただ(隠し)撮ったモノは大事に持ってな、今は色々問題されてるから、 俺は男だからまだ良かった、女性だと危ないだろう?気をつけろよ」 分かったような事を―、全然気が付いてない 「自由か…、でもな俺みたいのは、 堂々とした所で、ワインの(おり)みたいにさ、煙たがられるんだ、」 ワイン好きな彼にワインで例えてやった こんな田舎なら尚更だ、 昔はこんな感情は無かった、普通に女性が好きだったのに 「―澱?」
/163ページ

最初のコメントを投稿しよう!

314人が本棚に入れています
本棚に追加