番外編Ⅵ

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「今度、暇な時にでもウチに食べに来いよ、 SNSのコト教えて欲しいし、」 「うち?…あっ、MALSANNEか、 教えるって程、詳しくないぞ、」 自宅にでも誘われたのかと思い、ドキリとした、  そうか、今日でもう会える機会が無くなると思ってしまったが、そこの店で働いてるのか、 「いいさ、“美味しい物食べに来た”でも “嫌な事があった”でも、 あぁ、条件が揃えば、“ワインの涙”も見れるかもしれない、 見てみたいだろ?」 「うん、、まぁ、」 ワインよりも、君がどんな格好で接客をするのか見てみたい、 咲の興味はそちらに向けられていた 一ノ瀬は、駐車場の柵を跨いでふっと顔を向けた その妖艶な視線―、俺の気持ちを受け取ってくれそうな…微笑み つい、何でも喋ってしまいそうになる
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