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「今度、暇な時にでもウチに食べに来いよ、
SNSのコト教えて欲しいし、」
「うち?…あっ、MALSANNEか、
教えるって程、詳しくないぞ、」
自宅にでも誘われたのかと思い、ドキリとした、
そうか、今日でもう会える機会が無くなると思ってしまったが、そこの店で働いてるのか、
「いいさ、“美味しい物食べに来た”でも
“嫌な事があった”でも、
あぁ、条件が揃えば、“ワインの涙”も見れるかもしれない、
見てみたいだろ?」
「うん、、まぁ、」
ワインよりも、君がどんな格好で接客をするのか見てみたい、
咲の興味はそちらに向けられていた
一ノ瀬は、駐車場の柵を跨いでふっと顔を向けた
その妖艶な視線―、俺の気持ちを受け取ってくれそうな…微笑み
つい、何でも喋ってしまいそうになる
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