番外編Ⅵ

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「巳耶どうしたの? あ、コレお土産だって、」 咲から受け取った紙袋を見せ、すぐに巳耶の 心配をした 「お、葡萄の収穫時期だな、 巳耶ちゃんな、えぇと、酔っちゃった。」 「酔ったー? ワイナリー行けば悪酔いするかと思って、 残したのに(笑)何飲んだの?」 「いや、飲んでない、食べただけ」 「――?ブランデーケーキでも?」 「フルーツケーキ。」 「フルー… マジか、(笑)」 一ノ瀬は想像して楽しそうに笑った 「マジだ。要注意だな、おまえ言っとけよ、酒に弱いってよー、 で、どうだった?ワイン、」 「内部まで見させてくれて勉強になった、 全然話足りない。また行きたいと思う、 この土地の葡萄使ってるだけあって、尾上さんの料理と合うと思う、」 「そうか、俺もドルチェに合うだろうってワイン見つけたんだ、 ―うん、お前もそう言うなら、、」 尾上はウンウンと頷いて安心した顔を見せた
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